2013年5月26日日曜日

Gms-g9 を使った GNSS ロガーに挑戦してみた

 参考:GPS ロガーを作ってみよう〜♪:以前書いた Adafruit Ultimate GPS unit を使った GPS ロガーを組み立てた話
 参考2:GNSS ロガー (Gms-g9 使用) の2号機を作る:Gms-g9 を使った GNSS ロガーの2号機の話

 最近 GPS ロガーの電波受信状況がいまいちと感じている。 そこで,GPS 以外にロシアの GLONASS なども受信できる GlobalTop製の Gms-g9 を買ってみた。 今回はそのテストの話。
(下手くそなハンダ付けをお見せするのは恥ずかしい限りだが,せっかくなので写真を載せておこう。 1号機なので大目に見てやってくださいな)

 GlobalTop 社製の Gms-g9 は,アメリカの GPS の電波以外に, 他の衛星測位システム (GNSS) (ロシア:GLONASS,ヨーロッパ:Galileo,等)の電波を受信できるユニットである。 心臓部に MediaTek 社製の MT3333 チップを使っている製品である。 同じ GlobalTop 社製の GPS 用のユニットとしては,MediaTek 社製の MT3339 チップを使った PA6H などがある。 さらに PA6H を組み込んだ製品として Adafruitから Ultimate GPS unit というのが発売されている。 これについては以前別の場所に書いた。

 今回,Gms-g9 を試してみたいと思ったのは,2013年にはいってから,GPS ロガーの精度が悪い,と感じたからである。 もしかしたら ロシアのシステムの電波を受信できると違うかもしれない,と思って探したところ, MediaTek 社製の MT3333 チップが目的に合致していることがわかった。 そうなると,同じMediaTek 社製の MT3339 チップを使った製品を作っている GlobalTop 社が MT3333 チップを使った製品を作っているかもしれない,と思ってネットで調べてみた。 そして GlobalTop 社製の Gms-g9 に辿り着いた。 しかし,ネットで探しても日本やアメリカのネット通販で Gms-g9 を見つけることができなかった。 見つかったのはヨーロッパの通販会社だった。 最初に見つけたのはドイツの Trenz Electronics という通販サイト。 Gma-g9 自体の値段は大したことないのだが,そのサイトで選べる郵送手段は値段が高かった。 送料だけで Gms-g9 の倍以上かかる感じだった。 それで二の足を踏んでいたのだが,その後イタリアの通販サイトにもあることを知った。 そのサイトの送料は安い方を選ぶと10ユーロ程度だった。 ちなみに Gms_g9 の値段は 16ユーロ程度だった。 そこで,その通販サイトに頼んで送ってもらい,テストすることができるようになった。

2013年5月21日火曜日

GPS ログの比較(その3)

 数回前に GPS ログの比較(その2) というのを書いた。 今回はその続編。
また,この続きとしてGPS, GNSS ロガーの比較(その1):GPS ログの比較(その4) というのを書いた。
 今回も比較するログは,Transystem 社製の TripMate 850,Adafruit 社が販売している Ultimate GPS unit,GARMIN 社製のポータブルナビ nüvi 3770V である。 今回比較してみようと思ったのは,2013年現在の TripMate 850 のログが以前に比べていまいちだからである。 TripMate 850 のログは以前はもっと道をフォローしていたような気がしていた。 2年ほど前はログを見ても特にひどいとは思わなかったのだが,最近はどうも違っている。 そう思ったのは,GPS ログの比較(その2) を書いた時だった。 前回は3種類のロガーのログを比較したかったのだが,TripMate850 のログが以前にないほどひどいことに気づいた。 しかし,同じ道を走っていないので直接以前のログと比較してもいまいちはっきりしない。 そこで,以前のログと比較でき,かつ,ある程度ログが暴れそうな道を選んで走ってみたのが今回の比較である。 比較すべき過去のログとしては,2011年6月に走った国道371号線のログと,同じく2011年7月に走った国道168号線のログを選んだ。 選んだ理由は共に山の中を走り,GPS 衛星の電波を捕捉しにくそうな箇所があるから,である。

2013年5月6日月曜日

Sena SMH10 のファームウェアをアップデートした

追記)後日,Sena SMH10 のファームウェアのまとめというのを書いたので,そちらも見てみてください。
以前,バイクのナビのことを書いた時にも書いた(バイクにナビ作戦(その6):SENA SMH10 に挑戦・電源トラブルとその対処 )が,SENA 製の SMH10 を持っている。 SMH10 はヘルメットをかぶったままで,Bluetooth を介して話ができるインターコムであり,結構調子がよくて気に入って使っている。 (前回の投稿の時はトラブルがあったが,その後は順調に使えている) その SMH10 だが,時々 Firmware が更新されるので,Firmware のアップデートをしないといけない。 今回,2013年3月25日に Firmware v4.2 がリリースされたので,Firmware の更新をしてみた。