2015年2月28日土曜日

Intel Edison で opkg upgrade すると Windows に対して USB OTG で接続できなくなった

 前回,SparkFun Blocks for Intel Edison を重ねてみたと書いた。 その続きである。

 ここしばらく Intel Edison で遊んでいる。 Edison は小さいが十分な能力を持つコンピューターである。 購入した時点で yocto linux がインストールされているが,当然最新版ではないため,まずは firmware をアップデートしないといけない。 さらに,opkg というシステムで様々なアプリケーションをインストールしたり,それらのアプリケーションをアップデートしたりできる。

 今回,firmware のアップデートの後に opkg でのアップデートを行った際, Windows に接続した時に USB メモリのように見えるはずのものが,全然接続されなくなってしまった。 その顛末について書こう。


 結論を先に書いておこう。 原因は /boot/ partition のサイズが小さいため,opkg upgrade で kernel のアップグレードの際にエラーを起こしていた。 そのため,一部の kernel module がうまくインストールされずにトラブルになっていた。 特に USB gadget あたりに不都合が生じていたため,UBS OTG が不調になっていた。

これに対する使用時の対処法としては,下記のいずれとかなる。

SparkFun Blocks for Intel Edison を重ねてみた

 前回の投稿で,SparkFun 社製の Intel Edison 用の Block を買ってみた,と書いた。 その際,Block を重ねることで,複数の Block をコンパクトに保持することができる,と書いた(写真を載せただけ?)が,それには多少加工が必要であった。 そのことについて書いておこう。

 SparkFun 社製の SparkFun Blocks for Intel Edison は,縦横数センチずつと非常にコンパクトながら,Intel 製の Arduino Board などには負けない入出力機能を持っている(小さいので,それなりに制限はあるが…)。 1枚1枚に装備された機能は基本的に一種類ずつだが,基板の上と下に Edison に使われているヒロセの DF40 というコネクターを備えており, 必要な機能を持った Block を必要な枚数重ねて使うことができる。 例えば,Edison 本体と SD カードと AD 変換入力のボードを組み合わせて使う,という感じの使い方ができる。 そういえば最大何枚まで重ねてもいいのだろう…?

 この SparkFun Blocks for Intel Edison の各段はヒロセのコネクター自体の力で力学的にもそれなりに保持されるが,念のために物理的なサポートが欲しい。基板には,別の機能を持った(同じ機能のものを複数枚重ねてもよいが…)基板同士をつなぐサポートをつけるための穴が四隅に開けてあり,専用のサポート(ビスとナットと standoff と呼ばれる柱とビスとナットが一体になったような部品)のセットが用意されている。 このサポートセットは国内のネットショップではまだ売られているのを見たことがない。そのため,アメリカの SparkFun 社のサイトから直接買わないといけなかった(私が知らないだけ?)。 今回,Base Block ほか,を購入する際についでに買ってみた。 1セットにつき,M2 のビスとナットが6個ずつ,standoff が10個が入っている。(M2 のビスはネジ部の直径が 2mm という細いネジ) これは,Edison 本体と Block を3枚重ねて使う時にちょうどいい数となっている。 Edison 本体は固定用の穴は2個だけなので,各段の間に4個ずつ,Edison 本体の固定に2個の standoff が必要となる。 従って,3枚の Block の間で合計8個,Edison 本体の固定に2個,合計10個となる。 それより多くの Block を重ねるには,複数のセットを買わないといけない。

2015年2月27日金曜日

SparkFun製のIntel Edison 用 Blocks を買ってみた

 前回,Intel Edison の初期設定を書いた。 その続きである。
 2015/2 に SparkFun 社製の Intel Edison 用の Block を買ってみた。 SparkFun 社Intel Edison Blocks は非常にコンパクトで,Intel Edison の小ささを最大限に活かせそうに思ったし,ちょっとおもしろそうだった,というのが理由である。

 SparkFun Blocks for Intel Edison は,いろいろな用途を持つものが 13 種類ある。 それらは「Base Block」, 「Console Block」, 「UART Block」, 「Battery Block」, 「micro SD Block」, 「I2C Block」, 「GPIO Block」, 「ADC Block」, 「PWM Block」, 「Dual H-Bridge Block」, 「OLED Block」, 「Arduino Block」, 「9dof(9 Degrees of Freedom) Block」と名付けられている。

 今回,これらの中から, 「Base Block」, 「micro SD Block」, 「I2C Block」, 「GPIO Block」, 「ADC Block」, 「PWM Block」, 「9dof(9 Degrees of Freedom) Block」の7種類を買ってみた。 まだ,SparkFun でも売りだされてからまだ日が浅く,作られてもすぐに売れてしまうみたいで,なかなか在庫されない。 そのためだと想像しているのだが,一部の種類は国内のスイッチサイエンスなどでも売られているが,特定のものはアメリカの SparkFun でないと売られているのを見たことがない。 例えば「Base Block」は本家 SparkFun でもしばらく在庫切れが続いていたりする。 入荷されても比較的早くに売り切れてしまう。 今回,1~2ヶ月ほど待ち,やっとのことで手に入れることができた。 ただ,送料をケチったために,注文から手元に来るまでに12日もかかってしまったが…。