2013年12月29日日曜日

Gms-g9 の firmware をアップデートした

 昨年からGlobalTop製の GNSS/GPS ユニット Gms-g9 を使っている。最近は一回り小さいサイズの Gms-g6 が発売されているが,すでに Gms-g9 を3個持っているので,とりあえずは Gms-g9 を使っていこうと思っている。Gms-g9 に関しては,ねむいさんがいろいろとレポートされているので,よく参考にさせて頂いている。最近,ねむいさんがGPS/GNSSモジュールを試用する10 -Gms-g9のファームを更新-を書かれていた。その中で,Gms-g9 の firmware の最新版が v3.20 になっているという事だった。ねむいさんが買われた Gms-g9 は v3.10 だったので,GlobalTop Flash Tool を使って v3.20 にアップデートされた,という事が書かれていた。そうなると,俄然自分の持っている Gms-g9 の firmware のバージョンが気になった。そこで,GlobalTop GPS Viewer を使って情報を得てみた。すると,私の持っている Gms-g9 のうちの1個について見てみると,やはりバージョンは v3.10 だった。ほぼ同じ時期に同じネットショップから購入したので,firmware が同じなのは当然といえば当然なのだが…。

 firmware の最新版に関しては,ねむいさんが GlobalTop 社に直接連絡して最新版を頂いたそうで,お友達にも教えてあげてくださいな,と書かれていた,との事だった。そこでねむいさんにお願いして firmware の最新版をいただいた。書き込みは GlobalTop 社の Flash Tool を使った。ハード的にはSpark Fun 社の FTDI を用いて,書き込んだ。

 firmware の書き込みの処理をして気づいたのだが,私が持っている Gms-g9 のうち,1個はヨーロッパの安い方のネットショップから購入したものであり,残りの2個はアジアから頼んで取り寄せたものだった。実は,この2種類で firmware のバージョンが違っていた。ヨーロッパから来た奴は「AXN_3.10_8013_3333_xxxxx」という firmware だった。これはどうやら,v3.10 でマイナーナンバーが 8013 で,MTK の MT3333 というチップ用の firmware という意味みたい。それに対して,アジアから来たものは「AXN_3.20_8033_3333_xxxxxx」だった。なんとすでに v3.20 だった。しかし,ねむいさんの情報にあるマイナーナンバー 8107 よりは若い番号だった。

 両方の Gms-g9 の firmware を最新版にしておいた。最新版の firmware ファイルの名前は「AXN3.20_8107_3333_96.1151100.1.bin」だった。つまり v3.20 で,マイナーナンバーが 8107 というものだった。結果はともにバージョンアップは成功した。しかし,それ以上の性能に関してはそこまでテストできないので,なんとも言えない。

 ちなみにAdafruit の Ultimate GPS unit に使われている PA6H ユニット用の firmware は v2.10 (5153) だったのだが,「AXN2.31_5458_3339_96.1151100.1.bin」も手に入れたので,こちらも firmware をバージョンアップしておいた。バージョンアップ後に GPS 衛星を補足させてみたが,2つの Gms-g9 に比べて捕捉に時間がかかった。PA6H はアンテナ部が Gms-g9 よりも小さいので,捕捉に時間がかかったのかも,と思ったが,それ以上はわかっていない。

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