最近,家のネットワークの入口に設置している無線LANルーターを入替えた。 理由は,ネットワークを 100Mbps タイプから 1Gbps タイプにしたから。 あまり通信速度が速くなった感がないから 1Gbps にした意味があったかどうかは不明だが…。
その際,これまで使っていたいくつかの private IP が予約されたみたいで,指定できなくなっていた。 一番困ったのが無線LANルーター自身の IP アドレス。 以前は無線LANルーター自身のアドレスは,デフォルトだと 192.168.0.1 だったのだが, それって普通すぎるからと思って,3桁目を違う数字にしていた。しかし,その番号が使えなくなってしまった。 そこで,仕方なく,無線LANルーターの LAN 側の IP をデフォルトの IP のままで使うことにしてみた。 となると,DHCP にしてないサーバーでは,DNS 指定や,default router の設定値を変更しないといけない。 プライベート用に named も運用しているのだが,その設定もいじらないといけなかった。 named の事はここには詳しいことは書かないが,今回は極力 named の設定ファイルをいじらずに済ませ,named を再起動してみた。
すると,何故か named がエラーをいっぱい吐いてきた。 幾つかはコメントアウトに「;」を使うべきところでついつい「#」を使ってしまうなどの単純なタイプミスだったのだが,不明だったのが以下のエラーだった。
managed-keys-zone ./IN: loading from master file managed-keys.bind failed: file not foundどうやら「managed-keys.bind」というファイルが無い,と言っているみたい。 そんなこと言われても,以前からそんな名前のファイルはなかったと思うのだが…。
仕方ないのでネットで検索してみた。 すると,「ファイルがないのなら,managed-keys.bind という名前の empty ファイルを作ればいい」という記述があった。 それは簡単,だと思ったのだが,問題はファイルを置く場所。 普通なら named.conf のある場所だろう,と思って,とりあえず named.conf のある場所に置いてみた。 具体的には「/etc/named/」の下。 私の使っている FreeBSD では /var/named/etc/named/ が /etc/named/ にリンクされているので,その下に置いてみた。 しかし…,エラーは消えなかった。
仕方ないので,英語のサイトも含めて調べてみた。 すると「working directory に置け」という記載を見つけた。 そういえば,/etc/named/ の下には,master/,slave/,dynamic/ 以外に working/ というディレクトリがある。 named.conf を見てみると,option 設定の中に,
directory "/etc/namedb/working";と書いてあった。 どうやら,/etc/named/working/ (/var/named/etc/named/working/) が working directory みたいだった。 そこで,/etc/named/working/ の下に managed-keys.bind を置いてみた。 中身が何もない empty ファイルなので,
> touch managed-keys.bindとして作ってみた。
するとエラーは消えた。なんかよくわからないが,エラーが消えたからよしとしよう。
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