2012年10月27日土曜日

最近 TripMate 850 の精度が悪い

 昨年(2011年)から,ツーリングなどの記録用に台湾製の TripMate 850 という GPS ロガーを使っている。 なかなか精度がいいので重宝しているのだが,最近,あまり精度よく記録してくれない…。 特にトンネルなどで GPS 衛星の捕捉ができなくなった後の記録の精度がよくないような気がする。 最近,バイク用にポータブルナビを買ったのだが, 記録としてはポータブルナビの方が道路をより良くなぞっている感じがする。 TripMate 850 も以前はもっと道にそった記録が残っていたのになぁ…。 もしや TripMate 850 が壊れた???

 今のところ TripMate 850 が壊れた,というよりは何か設定が悪くなったんだと考えている。 今考えている原因は AGPS。AGPS は,事前に GPS 衛星の位置情報を保持しておいて, GPS ロガーの起動時などに GPS 衛星の捕捉までにかかる時間を減らしてくれる機能。 当初はめんどくさかったので使っていなかったのだが,今年(2012年)の夏ぐらいに試してみた。 やり方は AGPS 用のツールを TripMate 850 本体内の micro SDカードに入れておいて, TripMate 850 をネットワークにつないである Windows マシンに USB ケーブルでつなく。 そして Windows マシンから TripMate 850 内の AGPS ツールを起動すると, 自動で Transystem 社 (TripMate 850 のメーカー) のサイトから情報を TripMate 850 に入れてくれる。 問題は AGPS のデータには有効期限があるという点。 有効期限は6日程度だったと思う。 TripMate 850 の記録データがよくない,と感じた時は, 事前に AGPS のデータを更新するのを忘れてしまっていた。 と言うことは,TripMate 850 は有効期限が切れた AGPS のデータを持っていたことになる。 そのため,GPS 衛星が捕捉できなくなった時に,間違った推測情報に基づいて捕捉を試みようとする事になり, うまく捕捉できない,あるいは捕捉できる衛星の数が少なくなる,と考えられる。 ただし,まだちゃんと検証できたわけではないのではっきりとした事は言えないが…。 今シーズンもまだ数回バイクで走れそうなので,その際に記録を取って確認してみようと思っている。

 AGPS のデータが無かったことにできるといいのだが,できるのかなぁ??? できないと毎回 AGPS のデータを更新しておかないとあかんからめんどくさいなぁ…。
追記)この間紀伊半島を走った時に TripMate 850 を使ってみた。ナビの記録と比べると若干いまいちだったが,それなりの精度はでていた。また,小さなユニットを組み合わせたお手製の GPS logger と比べると精度はよかった。どうも電波の具合で精度がかなり違うみたいだった。TripMate 850 とお手製ロガーはジャケットに入れていたのだが,入れる場所が違っていた。ナビと同じように体から離した場所に置く方がいいのかもしれない。うーん,まだまだ調べることがありそうだ。

2012年10月17日水曜日

バイクにナビ作戦(その6):SENA SMH10 に挑戦・電源トラブルとその対処

追記)後日,Sena SMH10 のファームウェアをアップデートしたというのを書いたので,そちらも見てみてください。
バイクにナビ作戦(その5):AQUA BOX による防水化に戻る

注意ここの記載にあるような処理を行うと メーカーの保証が受けられなくなると思います。 もし行う場合は,くれぐれも自己責任で行なってください。 ここの記述を見て作業したと言われても責任はもてません。 また,ここでの作業はとても繊細な作業が要求されます。 自己責任で作業される方は壊れても仕方ないという覚悟を持って作業してください。
 ポータブルナビ・GARMIN 社製 nüvi3770V とつなぐために Bluetooth Intercom を購入してみた。 当初,サインハウスの B+COM を候補にしていたが,なにせ高価なので二の足を踏んでしまった。 しかし,いろいろネットで調べていると, 韓国の SENA 社製の Bluetooth Intercom である SMH10 が良さそう,というのを知った。 ネットで購入すれば,並行輸入品だと B+COM の半額以下になりそうだった。 馴染みのバイク屋で聞くと何かあった時の対応がよくない,と言われたが, 思い切って並行輸入品の SENA SMH10 のデュアルバックをネットで購入してみた。 製品はアメリカからの輸入品だった。当然説明書は英語。 デュアルパックなので一つの箱に全て2個ずつ入っていた。 さっそく,2個のうちの一方を満充電にして磐梯・谷川ツーリングにつけて行ったのだが, 走りだして1時間もするとバッテリーがなくなってしまった。 ネットで見ていた限りでは普通に10時間以上使えるはずなのに,それが1時間ぐらいしかもたなかった。 磐梯・谷川ツーリングではとりあえず1セットしか持って行ってなかったので, 仕方なく SMH10 なしでツーリングを乗り切った。

 磐梯・谷川ツーリングから帰った後でツーリングに持っていかなかった方の SMH10 をテストしてみた。 テストの方法は,SMH10 を nüvi3770V と Bluetooth でつなぎ, nüvi3770V で音楽をかけてそれを SMH10 で鳴らし続けてみた。 nüvi3770V は途中でバッテリー切れを起こさないように AC アダプターにつないでおいた。 その状態で SMH10 が何時間もつかを試した。 その結果,少なくとも9時間は正常に機能していた。 後日ツーリングで使ってみたところ,高速道路だと風切り音で多少聞き取りにくい事もあったが, 一般道では快適に聞き取ることができ, タラタラしたペースで走っている時でも気晴らしに音楽を聞きながらツーリングすることができた。 このマシンはなかなか使える。