2014/12 に Intel 社製の Edison を買ってみた。
理由は,面白そうだったから,である。
Intel Edison は,大きさ 35.5×25.0mm,厚み 3.9mm の基板上に
500 MHz で働かせている 32 bit の Intel Atom Processor Z34xx シリーズが載っているものである。
メモリは 1GB の DDR メモリと,4GB の eMMC(フラッシュメモリっぽくて少し速度遅い)がある。
合計で 5GB のメモリが載っていることになる。
さらに,WiFi (IEEE 802.11a/b/g/n) と Bluetooth (BT 4.0) がついている。
なんとも面白そうな極小コンピュータである。
Intel Edison の駆動電圧は 3.15~4.5 Vであり,3.7V の LiPo (リチウムポリマー) 電池で駆動が可能となっている。
GPIO は 1.8V なので,5V 系や 3.3V 系と混在させる場合には,レベル変換が必要である。
pin の接続は,ヒロセの DF40 という70ピンの極小コネクタのみであり,
簡単に使おうと思うとなんらかの拡張ボードが必要となる。
実際に,Intel から Linux 用の Mini Breakout ボードと Arduino 用のボードが販売されている。
このヒロセのコネクターは,向き差しは 30 回までしか保証してないので,頻繁な付替えはできないので注意が必要らしい。
Linux 用の Breakout ボードは,
Edison を使う上での最低限の機能を持った極小ボードであり,Edison 本体を一回り大きくした程度の大きさである。
そこに2個の micro USB コネクターとバッテリー充電回路,DC 電源端子 (7V~15V),などがついている。
2つの micro USB コネクターは,一方が電源供給と USB OTG(ホスト/クライアント機能。USB メモリとしての接続可能)ができる端子であり,
他方は FTDI 社製デバイスを使用した UART 接続(シリアル通信)用の USB 端子となっている。
GPIO の入出力は,電圧が Edison native の 1.8V であり,端子は 2.54mm 間隔のスルーホール(14本×4組)による接続を行わなければならない。
一方,Arduino 用ボードは,
Arduino のシールドが簡単に使えるようにしてあるボードであり,122.3mm×72mm (2015/2/5 訂正)と Edison に比べるとかなり大きい。
GPIO は,デジタル入力/出力が20本(うち4本はPWM出力が可能),アナログ入力が6本,となっている。
当然 Arduino に合わせてレベルは 5V になっているが,ジャンパーで 3.3V を選ぶこともできる。
通信は,UART(Rx/Tx)が1組,I2C が1組,ICSP 6pin SPI が1組となっている。
ほかに I2S というサウンド用のインターフェースもついている。
これらは一部デジタル入出力やアナログ入力のピンとかぶっているので,気をつけないといけない。
この他に Linux 用 Breakout ボードと同様に,2個の micro USB コネクターと DC 電源端子 (7V~15V) などがついている。
この DC 電源端子は 5V を入力しても Edison は働く。
ただし,負荷電流が多いと供給できる電圧が 5V から下がるみたい。
また,どこかに書いてあったが,WiFi が働くと電流をくうので,できれば USB からの電源供給ではなく,電源端子や LiPo バッテリーから電源を取るのがいいらしい。
2つの micro USB コネクターは,一方(シルク印刷で J16 と記載)が電源供給と USB OTG(ホスト/クライアント機能。USB メモリとしての接続可能)ができる端子であり,
通常のサイズの USB コネクター(J6)とスイッチで切り替えることができる。
もう一方の micro USB コネクター(J3)は FTDI 社製デバイスを使用した UART 接続(シリアル通信)用の USB 端子となっていて,シリアルモニター端子として用いることができる。
これらの他に SD カードスロットがついている。
またバッテリー接続端子があり,バッテリー充電回路もついている。
今回,Edison 本体と Arduino 用ボードがセットになったものを買ってみた。
まだ買ったばかりなので,これからいろいろと遊ぼうと思っている。
(Intel Edison への micro USB 接続に続く)
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