バイクにナビを付けたくていろいろ悩んだ挙句,最終的に GARMIN 社製の nuvi3770V を買った。今回は届いたナビの報告。
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nüvi 3770V は GARMIN とは思えないような薄く洒落たポータブルナビ。厚みは 8.9 mm 弱。他に電子コンパス,FM-VICS,高解像度タッチスクリーン,Bluetooth,みちびき衛星対応,などの特徴を持っている。今回は東京・新宿にある GPS ストアのオンラインショップで購入してみた。価格は 32,100 円だった。ネットで見るともう少し安く売っている所もあったが,今後のサポートを考えてこのお店にしてみた。
nüvi 3770V 本体は,ディスプレイ以外には電源スイッチとクレードル用のコネクター,電源用の microUSB コネクター,しか付いていない。操作は基本的にタッチパネルで行うので,とてもシンプルな作りになっている。microUSB コネクターは,電源も供給してくれるが,当然コンピューターとの接続にも使用する。コンピューターにつなぐ際,ナビ本体が GARMIN モードとして接続するか大容量記憶装置として接続するかを尋ねてくる。GARMIN モードとして接続すると,ナビはコンピューターから独立していて単に電源を供給してもらっている状態になる。一方,大容量記憶装置として接続すると,コンピューターへデータをコピーしたり,逆にコンピューターからファイルをコピーしたりできるようになる。
FM-VICS はどこにつなぐのかと思ったら,FM-VICS はカーアダプターケーブルの途中に VICS 装置が付けてある。そして VICS 用のアンテナはカーアダプターケーブル途中の VICS 装置本体にあるコネクターにステレオピンジャックを差し込む。このカーアダプターケーブルのナビ側のコネクタは miniUSB コネクターであり,ナビ本体の microUSB コネクターとは違っている。そのため nüvi 3770V 本体をクレードルにはめ,クレードルにカーアダプターをつないで使う。カーアダプターの miniUSB を変換ケーブルで microUSB にすればカーアダプターからナビ本体に直接電源を供給できるが,残念ながら VICS を認識してくれなかったのでクレードルは必要みたい。
nüvi 3770V は大容量記憶装置モードとして直接つなぐ以外にも,microSD カードを使うこともできる。カタログやマニュアルには単にmicroSD カードとしか書いてない。単にmicroSD カードというと 2GB までなのだが,ちょっと物足りないと思ったので試しにmicroSDHC カード (8GB) を入れてみた。結果はというと,一応 8GB のmicroSDHC カード を認識したし,音楽データもうまく読めている。ただし,音楽データがまだ 1GB 弱しか入ってないので,完全に使えるかどうかは不明…。
(追記)頑張って音楽データを3.5GB程度まで増やしてみた。それでもちゃんと音楽データを認識して,音楽を聞くことができている。まだ4GBを超えていないが,多分 8GB の microSDHC はフルに使えそうな気がする。ちなみに音楽データを増やすのに頑張らないといけない理由は,m4a もデータを MP3 にしないといけないから(下記参照)
音楽データはどこに置けばいいのか?と思っていろいろ試してみたのだが,場所としてはナビ本体のメモリ上でもいいし,microSD カード上でもいいみたい。フォルダも特に指定はないみたいだが,プレイリストを作ると本体のメモリ上に MP3 というフォルダができていた。なので,一応 MP3 というフォルダを microSD カード上に作り,かつ,その中にアーティスト別のフォルダを作り,さらにその下にアルバム別にフォルダを作って,そこに音楽データを入れてみた。それでも nüvi 3770V はちゃんと音楽データを認識した。ただし,音楽データは MP3 でないといけない。m4a ではだめだった。m4a だと microSD にコピーされるが,nüvi 3770V では認識されない。 選曲はアーティスト,アルバム等でできるが,コンピレーション・アルバムには対応してないみたいで,コンピレーション・アルバムの曲はバラバラで探さないといけなかった。 その辺りの操作性はまだまだ向上の余地があると感じた。
(追記2)ふと気づいたのだが,ファイル名や曲名に日本語が入っていても特に問題はなかった。きっと utf8 か何かになっているんだと思うが…。また,nüvi 3770V 本体でプレイリストを作ると漢字への変換をしてくれないが(もしかして可能なのかなぁ?),nüvi 3770V をPCに microUSB --> USB としてつないだ後で,出来上がったプレイリストをエディターで編集すると,漢字名のプレイリストも可能だった。
ちなみにプレイリストは以下の様なものとなっている。 1行目を除き曲のリストになっていて,2行で1曲となっている。
#EXTM3U #EXTINF: -1, Irresistiblement 1:/Music/Sylvie_Vartan/Best_Collection/01 Irresistiblement.mp3 #EXTINF: -1, Zum Zum Zum 1:/Music/Sylvie_Vartan/Best_Collection/02 Zum Zum Zum.mp3 #EXTINF: -1, Quand Le Film Est Triste (Sad Movies) 1:/Music/Sylvie_Vartan/Best_Collection/03 Quand Le Film Est Triste (Sad Mov.mp3 #EXTINF: -1, La Plus Belle Pour Aller Danser 1:/Music/Sylvie_Vartan/Best_Collection/04 La Plus Belle Pour Aller Danser.mp3 ..... ..(以下続く)..曲順が気に入らない時は,エディターでプレイリストのファイルを編集すれば曲順を変更することも可能である。
GARMIN社のサイトに行くと,myGarmin" というところがある。その myGarmin に行くと,自分のナビを登録することができる。登録すると,そのナビ用のアイコンデータ(ナビの地図上に示す自分自身用のアイコン)をダウンロードできる。ガーミンガレージというとこでできるのだが,細かいことは忘れてしまった。少なくともナビ本体を大容量記憶装置モードとしてコンピューターにつないでないといけない。今回はバイク用に使うので,バイク用のデータを入れておいた。またオービスデータはいいよねっとにある。場所は「ダウンロード」の中の「ソフトウェア」の中の下の方にある。本体の格納場所としては「POI」というフォルダの中(のはず…)。どの程度使えるかはまだ試してないのでわからない。
ナビとしてはまだ長距離を走ってないからわからないが,まあまあいい感じがする。長いトンネルの中では GPS 衛星を見失うこともあるが,短いトンネルなら推定しながら走ってるみたいで簡単には見失った,とは表示されない。やはり感度はいいみたい。また,道路情報を持っているので簡単には経路を外れたりはしない。さすがは GARMIN 製だけのことはある。ただ,勝手が違うのが検索。私の場合,車のナビだと地図の解像度を下げて大きく移動し,そこで解像度を上げながら行きたい目的地を選ぶことが多い。電話番号とか住所で検索することはほとんどと言っていいほどない。しかし,今回の nüvi 3770V の場合は,ポータブルナビであり画面が小さいこともあって,移動して地図上の点を目的地に選ぶ,というのがちょっと面倒。そうなると,施設等の名称や電話番号,あるいは住所で指定しないといけない。今のところ,当該の施設や地点が登録されてない時は近くの施設や地点を指定してみる。すると,地図で選んだ地点が表示されるので,そこから移動すればなんとかなる,という感じ。まぁ,これだけは慣れないと仕方ないねぇ。
電源に関しては,FM-VICS の制限からカーアダプターを使わないといけない。そこで,バイク用のシガーソケット(メス)をつけようと思っている。製品としてはニューイング(NEWING)製の DCステーション シングル NSMS-002ってのを買ってみた。また,キースイッチと連動させたいので,エーモン製のリレーやギボシ端子のついた二股を買ってみた。うまく付けれるかなぁ?
以上,ある程度ナビについていろいろやってみたが, まだナビとしてはまともに使ってないので,ナビとしての使い勝手等に関しては別の機会に書きたいと思っている。
(つづく)
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バイクにナビ作戦(その4):とりあえずバイクに設置へ
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