2013年1月24日木曜日

Mac OS-X 10.8 (Mountain Lion) にした時の覚書

 先日,ふと思い立って iMac の OS を OS-X 10.8 (Mountain Lion) にしてみた。今回も 10.7 と同様に Apple Storeを通して購入した。 Update した理由はクラウド化を進めたい人がいたので,折角だからと更新した,というもの。まぁ,そんなに必然性はなかったんだけどね。

 で,OS を更新すると何かと設定をしなおさないといけない。 前回も Mac OS-X 10.7 Lion にしたら Jcode.pm が無効になってた… と言うのを書いたのだが,今回もやっぱり何かしらの事をしないといけなかったので,自分への覚書と思ってここに書いておこう。

 Mac OS-X 10.8.2 が今回インストールしたバージョン。 Apple Store に行って,OS-X の更新をすると,ダウンロードにしばらくかかり,さらにアップデートの作業に半日ぐらいかかっていたような気がする。 たまたま外に行く用事があったので,その間放置プレーだったのだが,横で見てたらイライラしてしまったに違いないと思うぐらい長かった。

 しかし,インストールしてしまえばこっちもの。 さっそく使ってみたところ,いくつか気になる所があった。 まずはスクリーンセーバーの設定。以前は iPhoto の中の最近の12ヶ月の写真をランダムに表示させるというのができたのだが, 今回は iPhoto の写真を選べない。何か裏技があるのかなぁ?もしかしたら設定の問題かもしれない(ちょっと調べるとできそうな気もする…)

追記)結局お金を払って iPhoto をバージョンアップしてみた。 すると,スクリーンセーバーの設定画面で「フォトライブラリ」を選択できるようになった。 その結果,以前と同じように最近12ヶ月以内の撮った写真をランダムに表示させることができるようになった。 そんなところで金を取ってもなぁ,という気もしないこともないが…。 その分 OS 自体の値段が下がっているから仕方ないのかなぁ?
それ以外に,Mac 自体を web サーバーにしているのだが,以前は確か「システム環境設定」の「共有」でサーバーを起動するかどうかを選べたのに, 今回は apache を起動するチェックボックスがなくなっている。 どうも噂の iCloud があるから,apache を起動するのはツウでないとできないようにしたみたいな気がする。 色々調べると apache の起動や終了,再起動は以下のようにするみたい。
 起動:/usr/sbin/apachectl start
 終了:/usr/sbin/apachectl stop
再起動:/usr/sbin/apachectl restart
 また,apache の設定ファイルも設定しなおさないといけなかった。 まずはポートの設定。セキュリティを上げるために 80 番とは違うポートにしているため,その設定が必要だった。
Listen xxxx
 さらに cgi が起動できるようにしておかないといけない。 まずは「ScriptAliasMatch ^/cgi-bin/((?!(?i:webobjects)).*$) "/Library/WebServer/CGI-Executables/$1"」という行の下に以下の行を挿入した。
ScriptAlias /homecam/cgi-bin/ "/Library/WebServer/Documents/xxxxxxx/cgi-bin/"
 そして「<Directory "/Library/WebServer/CGI-Executables">...</Directory>」の後に
<Directory "/Library/WebServer/Documents/xxxxxxx/cgi-bin/">
    AllowOverride None
    Options ExecCGI -MultiViews +SymLinksIfOwnerMatch
    Order allow,deny
    Allow from all
</Directory>
を挿入して,apache を再起動しておいた。

 これで一安心と思ったのだが,そうはいかなかった。 まずは sshd を起動していなかった。 これは以前と同じく「システム環境設定」の「共有」の中の「リモートログイン」で簡単にできた。 また,ローカルネットワーク内で ftp を使っているのだが,これも apache 同様,「システム環境設定」の「共有」の中から姿を消してしまっていた。 そこでネットで調べて
launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/ftp.plist
とすればいいのを知った。

 そしてさらに Jcode.pm が動いてないことに気づいた。 そういえば前回 10.7 にアップデートした時も Jcode.pmNet::SMTP::TLS が無くて入れなおしたんだった。 その手順(MacでもJcode.pmとNet::SMTP::TLSに書いた)に従って CPAN から Jcode.pmNet::SMTP::TLS をインストールしようとしたが,これがうまくいかなかった。 何があったかというと,
make がない。
みたいなエラーが出て,インストールできなかった。 これも以前同じ目に遭っていた…。そうやん,Xcode を入れないといけなかった。 そこで,Apple Store に行って,無料 Xcode 4.5 をインストールした。 そして,おもむろに CPAN から Jcode.pmNet::SMTP::TLS をインストールしようとした。
 しかし…,まだ make が無いと怒られた。 「# which make」とするが,結果は「ない」といわれる。 Xcode を入れたのにおかしい,と思ってネットで探ってみると 「XcodeCommand Line Tools は「Preferences 画面」の「Downloads タブ」から手動でインストールしなければいけなくなっていたようです。」 というのを見つけた。 そっか,マニュアルで入れないといけないのか…。 そこで,指示に従って Command Line Tools をインストールした。 すると,ちゃんと make が存在するのを確認できた。

 後は,以前のように CPAN を通して Jcode.pmNet::SMTP::TLS をインストールするだけだった。 以前も書いたが念のためにここでも書いておこう。
 # perl -MCPAN -e shell
 cpan> install Bundle::CPAN
 cpan> install Jcode
 cpan> install Net::SMTP::TLS
ここで Bundle::CPAN は CPAN 用の便利なモジュールのインストールを表している。

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