参考2:GNSS ロガー (Gms-g9 使用) の2号機を作る:Gms-g9 を使った GNSS ロガーの2号機の話

(下手くそなハンダ付けをお見せするのは恥ずかしい限りだが,せっかくなので写真を載せておこう。 1号機なので大目に見てやってくださいな)
GlobalTop 社製の Gms-g9 は,アメリカの GPS の電波以外に, 他の衛星測位システム (GNSS) (ロシア:GLONASS,ヨーロッパ:Galileo,等)の電波を受信できるユニットである。 心臓部に MediaTek 社製の MT3333 チップを使っている製品である。 同じ GlobalTop 社製の GPS 用のユニットとしては,MediaTek 社製の MT3339 チップを使った PA6H などがある。 さらに PA6H を組み込んだ製品として Adafruit 社から Ultimate GPS unit というのが発売されている。 これについては以前別の場所に書いた。
今回,Gms-g9 を試してみたいと思ったのは,2013年にはいってから,GPS ロガーの精度が悪い,と感じたからである。 もしかしたら ロシアのシステムの電波を受信できると違うかもしれない,と思って探したところ, MediaTek 社製の MT3333 チップが目的に合致していることがわかった。 そうなると,同じMediaTek 社製の MT3339 チップを使った製品を作っている GlobalTop 社が MT3333 チップを使った製品を作っているかもしれない,と思ってネットで調べてみた。 そして GlobalTop 社製の Gms-g9 に辿り着いた。 しかし,ネットで探しても日本やアメリカのネット通販で Gms-g9 を見つけることができなかった。 見つかったのはヨーロッパの通販会社だった。 最初に見つけたのはドイツの Trenz Electronics という通販サイト。 Gma-g9 自体の値段は大したことないのだが,そのサイトで選べる郵送手段は値段が高かった。 送料だけで Gms-g9 の倍以上かかる感じだった。 それで二の足を踏んでいたのだが,その後イタリアの通販サイトにもあることを知った。 そのサイトの送料は安い方を選ぶと10ユーロ程度だった。 ちなみに Gms_g9 の値段は 16ユーロ程度だった。 そこで,その通販サイトに頼んで送ってもらい,テストすることができるようになった。