前回,Intel Edison の無線 LAN の IP アドレスを固定したいと書いた。
今回は Intel Edisoin で micro SD の使い方について書こう。
最近 Intel Edison で遊んでいる。その記憶容量は,プロセッサ自体に 1 GB,eMMC に 4 GB あり,合計 5 GB となっていて,Arduino などに比べると格段に大きな容量を持っている。
しかし,SD カードに記録できると,容量も増やせるし,他の機器とのデータのやりとり手段がひとつ増えることになる。
ということで,Intel Edison で SD カードを使ってみよう。
Edison で使えるのは,基本的に micro SD カードである。
2015/3 時点で使えるのは,Intel 製の Arduino 拡張ボードと,SparkFun 製の micro SD Block (for Intel Edison) である。
Edison 本体には SD カード用の端子が設定されており,どちらの拡張ボードもそれらの端子を使っているので使い方は同じである。
ただし,SparkFun 製は取り出す時も一度押しこむタイプなのに対し(一度押しこむとバネで少し手前に出てくる),
Intel 製の Arduino 拡張ボードのものは,バネ機構がないので,入れる時は押し込み,取り出す時は引っぱり出さないといけない。
あまりスマートじゃないなぁ…。
使い方は至極簡単であり,単に適当なマウントポイントに媒体をマウントするだけ,である。
Edison にはマウントポイントとしては,最初から
/mnt
がある。
そのため,その /mnt に micro SD カード媒体をマウントすればよい。
マウントのコマンドは,
# mount -t vfat /dev/mmcblk1p1 /mnt
である。
ここで「/dev/mmcblk1p1」は,「mmcblk1」が SD カードを表し,「p1」が "fdisk -l" コマンドで得られるパーティション番号を表している。
micro SD カードがある状態でこのマウントコマンドを実行すれば,/mnt の下に micro SD カードの内容が表示される。
逆に micro SD を取り出したい場合は,
# umount /mnt
とすればよい。
ただし,どこかの window で pwd が /mnt の下になっていたりすると,busy ということで umount されない。
その場合は他のディレクトリに移動しておかないといけない。
(Intel Edison の新しい統合型インストーラーを使ってみたに続く)
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