2015年3月8日日曜日

Intel Edison の新しい統合型インストーラーを使ってみた

 前回,Intel Edison で micro SD カードを使うと書いた。 今回は64 bit Windows 用の Intel Edisoin の新しい統合インストーラーについて書こう。

 つい先日,Intel community から下記のような Edison 用に新しく統合インストーラーを作った,とメールが来た。
Intel Communities
Announcement: New Edison integrated installer launched.

created by intel_jorge in Forums

Today we launched a brand new Edison integrated installer. 
Please visit the Edison Software Downloads page for more info. 
http://www.intel.com/support/edison/sb/CS-035180.htm

Announcement expires on March 13, 2015
 統合インストーラーということで,windows に Edison をつなぐためのドライバーや, Edison の firmware の最新版,Arduino 開発環境などを一度にインストールしてくれるものである。 個別にインストールしなくてもいい,という感じのものだった。 で,早速使ってみることにした。

 まず,Intel Integrated Installer は 2015/3 時点で version が 2015.1.15 である。
使い方は,まずソフトウェアダウンロードのページから, 該当のインストーラー(Windows 64 Integrated Installer)をダウンロードしてくる。 2015/3 時点では,ファイルサイズが 21,581 kB だった。

 そして,そのインストーラーを実行する。 すると,Java Runtime Environment がないと言われた。 そこで,Intel 統合インストーラーを一度抜けだして, Java Downloads for All Operating Systems に行き,windows 7 - 64 bit 用のインストーラーをダウンロードしてきた。 ここで,windows 7 - 64 bit 用のものは Online インストーラーはなく,オフライン用のインストーラーをダウンロードしないといけなかった。  で,とりあえず Java Runtime Environment をインストールしておいた。

 そして,再び Intel Integrated Installer でインストールを再開した。
すると,今度は Intel Edison をつなげ,と言ってきた。 そこで,Arduino 拡張ボードとセットになった Intel Edison をつないでみた。
 すると,次に進み,インストールする内容についての質問がきた。 デフォルトでは,
  ・Edison 接続用のドライバー,
  ・Edison の firmware のアップデート用の image ファイル,
  ・開発環境の Arduino IDE
がインストールされる,となっていた。 その他には,開発環境の
  ・Intel XDK IoT Edition,
  ・Eclipse
が選択可能になっていた。

 とりあえず一度全部インストールしてみようと思って,全てにチェックをつけて先に進んだ。 すると,以下のように summary が表示されて,確認を促された。
Installation Summary
--------------------------
Destination Folder(s):
    C:\Intel
    Space required: 3.5GB
    Download size: 795MB
    Following components will be installed:
    ・Intel Edison
     ・Drivers
     ・Update image
     ・Development Environment
      ・Arduino* Software
      ・Intel XDK IoT Edition
      ・Eclipse*
--------------------------
つまり,すべてをインストールすると,ホストコンピュータの容量を 3.5 GB 必要とするみたい。 また,インストール先はホストコンピューターの「c:\Intel」というフォルダになるらしい。

 そして,先に進むボタンを押すと,インストールが始まった。 インストール用のファイルはダウンロードしてくるため,まあまあ時間がかかった。 作業中に見ると,確かに c: に \Intel というフォルダが作られていた。 また,Edison をつなぐためのドライバーもインストールされた。 しかし,なんと firmware のアップデートまで勝手に始めてしまった。 私の Edison の firmware は,repo を使って yocto の最新版 (yocto-standard) にあげておいたのに,勝手になにするねん,という感じだった。 しかし,最終的に確認してみると,firmware は更新されていなかった。 よかったよかった。 もしかしたら,ちゃんと firmware のバージョンを見てから更新するのだろうか?

 とまぁ,こんな感じでインストールがなされた。 別に個別にインストールするのと中身は何も変わらない感じだった。 つまりは,あまりありがたみを感じなかった。 初めて使うときには便利なのかなぁ?

Physical Computing (特に Intel Edison) における I2C による通信について(その1)に続く)

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