2016年12月1日木曜日

六甲全山縦走,勝手にレベルを決めてみた

 六甲全山縦走のレベルを決めてみた。まぁ,個人的に勝手に言ってるだけなので,あまり深く考えないでほしい。また,レベルが上がったからと言っても認定証も何もないのであしからず。あくまで自己満足の世界です。

 六甲全山縦走と言っても,いろんなコースが考えられるので,ここでは神戸市発行の六甲全山縦走マップのコースを念頭においている。以後,六甲全山縦走マップと書くのは神戸市発行の六甲全山縦走マップのことである。神戸市主催の六甲全山縦走大会は当初塩屋が起点だったので,六甲全山縦走マップには塩屋から旗振山に至るルートも細い線で描いてある。そのため,ここではスタート地点は須磨浦公園でも塩屋でもよいとしよう。実際に歩くと,距離は多少伸びるが,塩屋から歩く方が序盤の傾斜がましなのでラクかもしれない。また,鉄拐山は山頂を行くルートとトラバースルート(迂回路)の両方に線が描かれている。さらに,神戸市主催の六甲全山縦走大会では六甲全山縦走マップに描かれていないショートカットルートを歩いても良いことになっている。主なショートカットをまとめると,
 ・鉄拐山の山頂を迂回(マップに記載)
 ・三国池下から三国岩付近を通らず,車道に沿って丁字ヶ辻へ行くルート
 ・六甲ガーデンテラスの先(より正確には極楽茶屋跡から鉢巻山トンネル手前まで)で,登山道ではなく,アップダウンの少ない車道沿いを行く
である。ここでは,これらのショートカットルートを歩いても六甲全山縦走としよう。また,これ以降「地図通り」という場合,スタート地点が須磨浦公園か塩屋かに関わらず,鉄拐山の山頂を通って六甲全山縦走マップ通りに歩くルートを意味する。

レベル0:3つ以上の分割での六甲全山縦走路の踏破
 まずは分割での六甲全山縦走の達成である。コースは六甲全山縦走マップに準じ,ショートカットでも地図通りでもいいことにしよう。いずれにせよ,須磨浦公園ないしは塩屋から宝塚までを3つ以上の分割で歩いたら良しとしよう。しかし,まだ分割数が多く全山縦走と言うのは微妙なのでレベルはゼロにしてみた。
 3分割の場合なら,分割のパターンの一例として以下のようなものが考えられる。
  ・須磨浦公園(塩屋)-- 神戸電鉄・鵯越駅
  ・鵯越駅 -- 摩耶山・掬星台
  ・掬星台 -- 宝塚・宝来橋南詰
区切りにした地点の鵯越駅と掬星台は,神戸電鉄やロープウェイなど公共交通機関にアクセスしやすい。また,最後の区間もロープウェイで登ってからだと少し楽である。しかし,掬星台の代わりに市ヶ原で区切って,新神戸駅から布引の滝経由でアクセスしてもいいし,記念碑台で区切って六甲ケーブルを使ってもいいかもしれない。前半の区切りも菊水山で区切って,鈴蘭台駅からアクセスするのも悪くないみたいである。とにかくある程度以上分割して歩き切れればいいと思う。

レベル1:2分割で六甲全山縦走達成
 レベル1は2分割での六甲全山縦走にしよう。2分割だと,
  ・須磨浦公園(塩屋)-- 摩耶山・掬星台
  ・掬星台 -- 宝塚・宝来橋南詰
が一つのパターンとなる。分割数が少ないほどレベルは上がるが,2分割は六甲全山縦走を達成する前段階であり,六甲全山縦走に近いと言える。そのため,ここをレベル1としてみた。分割点は,掬星台の代わりに市ヶ原を区切りにしてもいいし,記念碑台辺りを区切りにして,六甲ケーブルをアクセスに使うのもいいかもしれない。2分割の縦走は全山縦走本番のトレーニングにもなるし,全山縦走ができるかどうかの指標になる。また,2分割であれば,朝早く出発すれば多くの人が余裕を持って明るいうちに歩き切れると思うので,縦走路やトイレ,自動販売機などの確認もしやすい。そのため,六甲全山縦走を目指す人には是非おこなっておいて欲しい。

レベル2:ショートカットコースでの六甲全山縦走達成
 次は,いよいよ六甲全山縦走達成がレベル2である。コースは,須磨浦公園(塩屋)から,六甲全山縦走大会に準じて歩いて,宝塚・宝来橋南詰を目指す。そのため,六甲全山縦走マップのショートカットを使っての達成でよしとしよう。とにかく須磨から宝塚まで歩いた,というのがこのレベルである。普通は,これを達成すると胸を張って六甲全山縦走を達成したと言える。初めての場合は,多くの人がスタート近くやゴール近くで真っ暗の中を歩かないといけない。そのため,ヘッドライトは必須であるが,事前に暗い山道でヘッドライトだけで歩く練習が必要である。また,ルートミスや飲料の過不足など,予定通りにいかない場合もありうる。その場合,無理せずに行けるところまで行って中断する勇気も必要である。もしうまくいかなければ,その経験をカテにして次回の挑戦にいかしてほしい。

レベル3:2回以上の六甲全山縦走達成
 レベル3は複数回の全山縦走達成である。コースはショートカットでも地図通りでも良いとしよう。初めての縦走ならなんとかがんばれても,それをもう1回行こうと考え,さらに実行して,かつ達成するのは一つ上のレベルにあがったとしていいと思う。経験上,2回の六甲全山縦走の間は最低2週間あけておく方がよい。次の週だと全山縦走の疲れが残っているので。まぁ,普通の人はそんなに立て続けにもう一回全山縦走に挑戦ということはしないと思うが…。しかし,やってみるとわかるのだが,2週間から1ヶ月以内にもう一度全山縦走に挑戦すると,これが結構しっかりと歩けたりする。どうやら最初に歩いた時がトレーニングになって,2回目が楽になるみたいである。一度やってみてはいかがだろうか?

レベル4:六甲全山縦走マップ通りに六甲全山縦走達成
 レベル3とどちらがレベルが高いか若干疑問だが,こちらの方がレベルが上だと考えた。1回目から地図通りに歩く人は少ないと思うし,地図通りに歩けた人は複数回歩いていると思う,というのが理由である。ここでは,六甲全山縦走マップの「地図通り」のコースを辿って宝塚までたどり着くのを条件にしてみた。鉄拐山山頂と,三国池下から三国岩付近,六甲ガーデンテラスから先の登山道をサボらずに歩いての全山縦走達成がこのレベルである。六甲全山縦走大会などではこれらの区間はパスされることが多い。しかし,六甲全山縦走を達成した人なら,是非一度はこれらの区間をパスせずに「地図通り」に歩いてみてほしい。特に,六甲ガーデンテラスの先の登山道は思ったよりもしんどいので,1個上のレベルにしたくなるのがわかると思う。また,六甲最高峰まですぐの場所を通るので,是非六甲最高峰にも寄って欲しい。オプションとして,鉢伏山,荒熊神社,高取山山頂,摩耶山三角点,六甲最高峰も踏んでの地図通りの六甲全山縦走ならレベル4+ としよう(塩屋からの時は鉢伏山は除く)。

レベル5:12時間以内に六甲全山縦走達成
 ここで初めて時間をレベルの条件に取り入れてみた。あまり時間にこだわると,スピードの上げすぎによって他の登山者とトラブルを起こしたり,無理して怪我や病気につながる可能性が高まる。そのため,あまり時間をレベルの条件に入れたくないが,一応 12時間より早く歩けると,まずまずのレベルにあると思っていいと思う。コースはショートカットしても,六甲全山縦走マップ通りでもいいが,当然六甲全山縦走マップ通りの方が多少レベルは高いので,地図通りに歩いて12時間以内なら,レベル5+ としよう。12時間以内で歩こうと思うと,どの区間もある程度の速度で歩かないといけないし,休憩を長く取ると難しくなる。場合によっては,東六甲縦走路に入る辺りで時間を確認してペースを上げたりしないといけないかもしれない。いずれにせよ,この条件をクリアできれば,一つ上の実力があると判定していいと思う。

レベル6:単独での六甲全山縦走達成
 次のレベルとして,単独での縦走達成を選んだ。この場合,六甲全山縦走大会に単独で参加した,というのは含めないでおこう。大会の場合は多くの人が同じ目的で歩き,種々のサポートがあるので,ほんとの意味での単独とは言えないと思うからである。単独で縦走しようと思うと,事前の飲料・食料の調達と管理,適切な服装の用意,ルートの把握とペース配分の検討,スタート地点やゴールの地点への移動,休憩の取り方,実際のペース配分などの時間管理,怪我などのトラブルへの対処,写真や通過時刻の記録,などを全て一人でこなさないといけない。また,多くの場合,いずれかの区間で一人寂しく歩く時間があるはずである。それらを乗り越えての六甲全山縦走は評価に値すると思う。他の人に頼って,ただ歩けばいい,という全山縦走とはかなりレベルが違う。できれば六甲全山縦走マップ通りで,かつ六甲最高峰の碑にタッチして達成して欲しい。地図通りならレベル6+ としよう。

レベル7:単独1回以上を含む10回の六甲全山縦走達成
 ここでの最高レベルはレベル7 にしておこう。ここまでくれば六甲全山縦走マイスターと言っていいと思う。レベル7では,レベル6との整合性を保つために「単独」を条件に入れてある。条件としては,もっと短時間での全山縦走達成や,重い荷物を持っての縦走とか,縦走の往復ができるとか,いろいろ考えられないことはないが,何はともあれ,六甲全山縦走を10回やろうという心意気だけでもたたえたいと思う。それを5年以内で達成できればさらにすばらしい。そうなれば平均で年に2回以上六甲全山縦走をすることになる。そうなればレベル7+ としよう。ちなみに,以前ネットで見つけたが,毎月六甲全山縦走して,100回に達成した人がいるらしい。そこまで行くとすごいを通り越して,ヘンタイ,やね。まぁ,5年以内に10回でも十分ヘンタイ級やけど…

 私はどうかって?ここでのレベルだと,レベル7+のヘンタイ級マイスター級です,はい。2017年12月現在2016年11月末現在,単独3回(うち2回は地図通り),全山縦走大会関連で4回(すべてショートカット),友人たちと一緒に7回(うち3回は地図通り)完走の経験がある。これを2014年秋からの3年ほどで達成している(2017年12月現在)。縦走にかかった時間は,単独・地図通りで11時間53分で歩いたことがある。ショートカットを使ったケースでは,六甲全山縦走大会の時に10時間49分(途中,チェックポイントの受付開始待ちを単純に引くと10時間3分)で歩いたことがある。また,2017/12 に塩屋から友人と歩いた時に,荒熊神社,高取山山頂,摩耶山三角点,三国池,三国岩,六甲山最高峰を踏んで地図通りに歩いた。

 これらの他にも,逆走で宝塚から須磨浦公園までの達成,主に夜間での縦走,テント泊しての往復,などバリエーションはいろいろ考えられる。自分なりのレベルを設定して,それを一つずつ達成していくと励みになるかもしれない…。今回,逆方向をレベル判定の条件に入れてもいいかな?と考えたのだが,私自身が逆方向で歩いたことがないので,そのしんどさがわからず,どこに入れればいいのかわからなかったし,レベル4~6と比べてどこに入れるのかも微妙だし,と思ったので,入れてない。別に自分が最高レベルになれるように条件に入れていないわけではない(ということにしておこう)。また,もっと短時間での縦走や縦走往復などの条件は「そこまで行くと世界が違うなぁ」と思ったので,ここでは入れていない。あくまで自己満足であり,自分でレベルを設定して,それらをクリアしていければいいと思う。あまり目標が高すぎてもモチベーションにならないと思うし…。そもそも,この投稿を書こうと思ったのは,回数もそうだけど,単独で六甲全山縦走できるというのを評価したい,という思いがあったからなので,それ以上はもう勝手にして下さい,の世界だと思っている。

 ちなみに,今のところ私の次の目標は決まってない。とにかく,春と秋に1回ずつ全山縦走できればいいなぁ,と思っている。そこでは,今まであまり訪れていない脇道にも行ってみたいと思っている。再度山とか大平山とか岩原山とか…。宝塚から逆走もいいなぁ。ま,しばらくはぼちぼち行きますわ。

追記)ちょっと気になったので,追記しようと思った。
時々,ネットの質問コーナーで「六甲全山縦走を達成できれば北アルプスの山々に登れるか」という感じの質問を見かける。

 個人的には「六甲全山縦走を1日で完走できれば,北アルプスに登るだけの体力は十分にある」と言っていいと思う。 ただし,北アルプスの山を歩くには岩稜をよじ登るとか,高い標高での歩行なので疲れやすいとか高山病になるかもしれない,など,六甲山には無い難しい点がある。 そのため,六甲全山縦走を達成したからと言って「余裕で北アルプスに行けるわけではない。」と思う。

 しかし,北アルプスの山々に挑戦するだけの準備はできていると言える。 山登りは,結局は体力がないと何もできないし,生命の危機に瀕する可能性も高くなる。 じゃあ,どれだけの体力があればいいか,となると絶対的なものはない。 その点,六甲全山縦走を1日で完走できる体力はそれなりの体力なので,初心者がいきなり北アルプスに行くのに比べれば,かなり安心度が高い,と言える。 ただ,当然だが,天候が悪化した場合などは六甲山と北アルプスでは状況の悪さにはかなり差があると思われる。 そのため,いくら体力があるからと言って,体力ぎりぎりの予定で行動するのは無謀だと思われる。 北アルプスではかなり余裕を持って行動することが必要であろう。

 ということで,結論としては「六甲全山縦走を完走できれば,北アルプスの山々に登ることは十分可能である。ただし,余裕を持った行動が必要であり,技術的にはトレーニングの余地がある。」と言える。
 ちなみに,私は,馬場島から早月尾根経由で剱岳を1日で往復したこともあるし,上高地から前穂高岳,奥穂高岳と経由して穂高岳山荘に泊まり,ザイテングラートから上高地に戻ったら昼前だった,ということもある。 いずれも,技術的には不安があったが,天候が良い日を狙っていったので,体力的には無理はない,と判断できた。それは,ひとえに六甲全山縦走での体力があったからだと思う。 つまりは,六甲全山縦走は体力認定の目安になる,と言えるでしょう。

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